ASMRまとめ

2026年9月20日

Soundcore Sleep A20

評価: ★★★☆☆

寝ながらASMRを聴く用の一本として、Soundcore Sleep A20も試してみました。結論から言うと、寝ホンとしての完成度は高いんですが、音質そのものを楽しみたい人には物足りなさが残る、という位置づけです。

装着感の良さが一番の武器

横向きで寝ても耳が圧迫されにくくて、寝返りを打っても外れにくいです。耳の中にすっぽり収まる小型設計になっていて、枕に耳を押し当てても痛みをほとんど感じません。ASMRを聴きながら寝落ちする用途では、これが一番の強みだと感じます。

側面に触れても再生が止まりにくいタッチセンサーの設計になっているのも地味に助かっていて、枕や髪の毛が触れて誤作動する心配が少ないです。

バッテリーと遮音性は実用レベル

本体保存の音源を再生するSleepモードで約14時間、YouTubeやDLsiteなどをBluetoothでストリーミング再生する場合は10時間前後もちます。一晩通して聴くには十分な持ちです。

2層構造のイヤーチップによる遮音もそれなりに効いていて、周りの生活音を抑えつつ囁き声に集中しやすい環境を作れます。

音質面では物足りなさもある

一方で、音質は睡眠用途寄りに寄せてある印象です。全体的に音が平坦でマイルドな鳴り方をしていて、高音・低音ともに主張は控えめです。耳かきのカリカリ感や囁きの息づかいといった、ASMRで大事な細かいニュアンスを精密に描き切るには、解像度がやや足りないと感じました。

左右の定位感や距離感の表現も、KU100や3Dioなどの高品質なバイノーラルマイクで収録された音源が持つ立体感をフルに活かせるレベルではないです。「耳元で囁かれている感じ」自体は出ますが、空間の広がりはやや大雑把な印象です。

向いている人・向いていない人

  • 横向き寝で耳が痛くなりにくいことを優先したい人には向いています。朝まで着けっぱなしにしても快適です
  • 音質の細かさよりも、寝ながら聴ける快適さを重視する人には実用的な選択肢です
  • 耳かきや囁きの音を高解像度でじっくり味わいたい人には物足りません。final E500のような有線の寝ホンの方が満足度が高いと思います

さいごに

「睡眠とASMRの両立」を優先するならかなり有力な選択肢ですが、「音質そのものを追求したい」場合は他の選択肢を検討した方が良さそうです。自分の場合は、寝る直前の入眠用として気軽に使う一本として重宝しています。

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